転職活動をしていく中で内定を頂くと嬉しいですよね。
内定を勝ち取られたあなた!本当にお疲れ様でした!
ただし、1点だけお伝えさせてください。
まだ安心しきるのは早いです!!
次に控えるオファー面談を通して、今度はあなたが企業をしっかりと見定めてください。
企業側からあなたへの確認は完了しました。
ただ、あなたから企業への確認はまだなので、この状態ではまだミスマッチの可能性が残されています。
そこで今回はオファー面談を通してあなたが確認するべき点を紹介いたします。
✔️交渉も可能だが、常識の範囲内で交渉すること!
オファー面談とは?
まず最初にオファー面談の立ち位置について知っておきましょう。
オファー面談は内定後に組み込まれる面談で、企業と内定者のすり合わせの場です。
選考という立ち位置ではないので、リラックスして臨んでも構いませんが、気を抜くのは失礼に値しますので、きちんと臨みましょう。
企業によってはオファー面談は設定されず、労働条件通知書の交付のみという場合もあります。
それも決して違法だったり、ブラック企業だからというわけではなく、そういう進め方の会社だというだけなので安心してください。
その場合は、通知書をしっかり読み込み、不明点は確認のうえ、合意をするように注意してください。
条件や業務内容のすり合わせ
まずは主に条件や業務内容の確認をしていきます。
企業側が最も懸念しているのは、入社後に思っていたのと違うからと早期退職されることです。
そのため、オファー面談では労働条件や業務内容を細かくすり合わせることで入社後の悪いギャップが発生するリスクを下げます。
年収のお話等はこのタイミングです。
ここで大事なのは、応募者側が情報を引き出すという意識を持っておくことです。
企業側が主体的に全部言ってくれるだろうという意識だともったいない時間になってしまいますよ!!
上述の通り、選考という立ち位置ではないので、「この質問は心象悪いかな?」のように考えすぎると本当に聞くべきことを聞きそびれるので、恐れずに気になることは質問しましょう。
入社意思の確認
入社意思を確認したいという気持ちが企業にはあります。
内定を出した時点ではまだ入社が決まったわけではありませんし、入社の意欲も図れません。
内定者としても、まだ入社して大丈夫か分からなくて不安がある段階です。
そこで、入社後の不安を解消することで入社の意欲を上げ、そもそも入社意思があるかどうかを確認しておきたいというのが企業の本音です。
入社意思がなさそうであれば引き続き採用活動を続けなければいけないですしね。
オファー面談での要確認事項
以上のように、オファー面談は入社を決意するにあたっての情報収集の場です。
ここからは、具体的に何を確認するべきかをお伝えします。
業務内容
大まかには面接までの過程で情報を集めたかもしれませんが、より具体的な業務内容を確認しておきましょう。
どういった部署に配属されるのか、求人掲載時と求められる業務に大きな変更は生じていないか、どういった商材を扱うかなどです。
求人に書いているのを確認して応募したから大丈夫!
という気持ちもわかりますが、企業によってはその数ヶ月で求める業務内容が変わることもあります。
規模が小さい企業であれば、そこのスピード感も異なるので当然起こり得ることです…!
他にも、一言で営業と言っても新規開拓なのか既存顧客の対応なのかで業務内容は大きく変わります。
業務内容が異なることで得られるスキルも変わるので、ここは適当に流さず、丁寧に確認しておきましょう。
もし聞けそうなら配属予定のチームリーダーはどんな人か等を確認しておくとよりベターですよ♪
給与や評価制度
給与の確認も必須です。
概ねの話は面接の過程で出ている場合もありますが、具体的な決定金額はここで知らされます。
希望額と大きな乖離がある場合は希望を伝えて交渉することが出来ます。
この時の注意点としては、ただ希望を伝えるだけにしないということです。
提示額の納得できる根拠や理由を用意しておくことでスムーズに交渉が進むでしょう。
また、足元の年収だけを見ると将来的に損をする可能性もあります。
そうならないためにも評価制度や昇格制度の確認も必須です。
評価の基準や時期、それに応じた昇格や昇給の制度を確認することで、将来的な年収アップの可能性も踏まえた検討をすることが出来ます。
労働時間や休日
これも必須確認です。
筆者の実体験ですが、土日祝休みの求人に応募していたのに、オファー面談でよくよく話を聞くと土曜日は出勤している社員さんが多いという実情が発覚しました。
「無理強いはしていないけど、みんな向上心が高くて!笑」
と先方は誇らしげに言っていましたが、私の価値観とは合わなかったので、入社はやめました。
確認しておいて本当に良かったと思った1件です(笑)
このように、求人情報と実態の乖離は残念ながらあり得ます。
休日や労働時間の実情は確認すべきと思っておいてください。
勤務地や転勤の有無
足元の転職後の勤務地はおそらくわかっているでしょうが、長期的に見た時の勤務地は確認しておきましょう。
ジョブローテーションが活発で、支店への異動が起こる場合もあります。
転勤の有無は生活に大きく影響するので、確認必須です。
福利厚生
各種手当や出産/育休の制度、実際の活用率、有給消化率などを確認します。
この時に確認すべきは制度の有無よりも、活用度を確認することです!
制度だけあって活用されていない、あるいは活用しづらい空気が蔓延しているような職場だと結局意味がないです。
そうならないためにも、実態を確認することを意識しておきましょう!
オファー面談の注意点
選考要素はないとはいえ、注意しないといけないこともあります。
不明点を残さない
上述の通り、オファー面談はすり合わせの場。
細かいかな?と思うようなことでもしっかりと確認しておきましょう。
基本的には企業としてはオファー面談を通して入社意思を高め、承諾してほしいと思っています。
それくらい大切であり貴重な場なので、不明点は残さないようにしましょう。
他社と検討している状況ならば、それは真っ当な理由なので隠す必要はないです。
内定承諾後の条件交渉はほぼ不可能ですので、ここを逃さないようにしましょう!
交渉は常識的な交渉を。
交渉は可能とはいえ、オファー面談はあくまでも認識合わせです。
もう自分は企業から求められているという気分になって非常識な交渉態度を取ったり、過度な条件交渉は交渉決裂で内定見送りがないとは限りません。
入社後の関係もありますので、それは十分認識しておき常識の範囲内で交渉をするようにしましょう。
内定承諾期限は1週間程度を見込んでおくべし
多くの企業では、オファー面談から内定承諾の期限を1週間程度としていることが多いです。
私個人的には、基本的に面談の場で内定承諾を即決をしない方が良いと思っています。
やはりどうしても面談をするとその企業の魅力点が強く映ります。もちろんその魅力は嘘ではない本当の魅力です。
ただ、一度冷静な目で判断することは大切です。
今後のキャリアに関わる選択なので、冷静な判断をするように心掛けてくださいね!
オファー面談はすり合わせの場!そこまでに基本情報は集めておくべし!
このようにオファー面談は基本的にはすり合わせの場です。
ここでは詳細の確認になりますので、大枠の基本情報は選考過程で情報収集しておきましょう。
その際に活躍するのが転職エージェント!
転職エージェントの活用方法については以下の記事で紹介しています。

ぜひ転職を成功させてください!